【キャンピングカー 旅ブログ】「茅ヶ崎サザン芸術花火2025」
今回は、「茅ヶ崎サザン芸術花火2025」の体験レポートをお届けします。サザンオールスターズの地元・茅ヶ崎で行われるこのイベントは、全国から名だたる花火師たちが集結する一大エンタメフェス。今年も最高の夜を過ごすことができました！
◆ サザンオールスターズ「茅ヶ崎ライブ2023」特別上映
ライブ映像上映からイベントがスタート。まずは、2023年に開催されたサザンオールスターズの「茅ヶ崎ライブ2023」の前編が、大迫力の大スクリーンに映し出されます。開始と同時に、会場の空気が一気に変わり、ファンの期待感が高まるのを肌で感じました。
スクリーンに映し出されるのは、あの熱狂のステージ。名曲の数々が当時の映像とともに流れ出し、客席からは自然と拍手や歓声が上がります。サザンファンにとっては、懐かしくも心揺さぶられるひととき。曲が始まるたびに、「この曲を聴きたかった！」というような嬉しそうな声があちこちから聞こえてきました。ライブ会場にいるかのような没入感に、誰もが酔いしれていたように思います。
やがて、センターエリアであるEブロックの入場が始まり、続々と観客が集まってきて、会場のボルテージもさらに上昇。後編の上映が始まると、セットリストも後半戦に突入し、アップテンポなナンバーや心に響くバラードが続々と登場。大画面に映し出される桑田佳祐さんの姿に、観客は手を振ったり口ずさんだりと、それぞれのスタイルで楽しんでいました。
会場の雰囲気はまるで本物のライブそのもの。茅ヶ崎の潮風と夕焼けを感じながら、名曲の数々に身を委ねるその時間は、サザンファンにとってまさに至福の体験でした。
◆ 開演直前セレモニー
いよいよ花火打ち上げの時間が近づくにつれ、会場全体が静かにざわつきはじめ、空気がピンと張り詰めたような独特の緊張感に包まれていきます。そのなかで始まったのが、開演直前のセレモニーです。
このセレモニーでは、イベントの主催者や関係者の方々からの挨拶があり、今年の花火に込められた想いやテーマについて丁寧に語られました。特に印象的だったのは、「芸術花火」という言葉の意味。単なるエンターテインメントとしての花火ではなく、音楽・演出・技術を融合させた“総合芸術”としての花火を届けたい——そんな強いメッセージが感じられました。
また、全国から参加する花火師たちが、この日のためにどれだけの準備と情熱を注いできたか、その舞台裏にも触れられ、観る側としても自然と背筋が伸びる思いに。映像やナレーションによる演出紹介では、「あの曲に合わせて、どんな花火が上がるんだろう？」と期待が高まり、会場には静かな興奮が広がっていました。
夕暮れの茅ヶ崎の海辺に、心地よい風が吹き始めたころ、すべての人の目が夜空に向けられ、空を見上げる体勢に。さあ、ここからは全神経を花火に集中。感動の一夜が、いよいよ幕を開けます。
◆ 花火打ち上げスタート！日本中の花火師が夢の共演
2025年のテーマは「Fireworks All Stars」。パンフレットにもあったように、秋田、大曲、長野、山梨、静岡、和歌山など全国の花火業者が技を競い合います。
それぞれの花火会社ごとにテーマが異なり、単なる打ち上げではなく、一つひとつが“作品”として成立しているのが本イベントの魅力。特に音楽とシンクロした演出は見事で、サザンオールスターズの名曲に合わせて咲く大輪には、自然と涙がこぼれそうになりました。
終盤には、全社合同で行うグランドフィナーレ。空一面を覆い尽くす黄金のシャワー、音と光が一体となる圧巻のクライマックスに、誰もが見入っていました。スマホ越しではなく、目に、心に焼きつけたくなるような感動の連続。これぞ、芸術花火でした。
◆ イベント情報・アクセスについて
今回のイベントには約5万人もの観客が訪れ、チケット価格は8,500円。有名な花火師たちが技を競い合う贅沢なショーということもあり、この価格設定にも納得です。
しかし、終了時間が20:15ということもあり、遠方からの参加者にとっては交通手段の確保が重要なポイント。特に名古屋方面への帰路は、公共交通機関では間に合わない時間帯となってしまいます。また、近隣のホテルも軒並み満室状態で、宿泊先の確保も事前の計画が必要でした。
このような人気イベントに参加する際は、交通手段と宿泊先の事前準備が欠かせません。それでも、この感動を味わえるなら、すべての苦労が報われると心から思える素晴らしいイベントでした。
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